料理が趣味で息抜きなので、逆に娯楽としてインスタントラーメンを食べている。ラーメンでは豚骨が好きだ。それも関西風にマイルドになっていたり、「臭みのないスープ!」みたいなのではなく、臭くて癖のある豚骨ラーメンが好きだ。ここら辺で食べられるお店で言えばしぇからしかみたいな。
濃厚豚骨!であればいいわけでもなくて、スープの濃度よりなんというか、獣感というか、なんなんだろう。実際しぇからしかのスープは特段濃厚なわけではなく、案外サラッとしている。なのに獣感?みたいなものがガツンとくる。この感覚の名前が知りたい。毎日1回くらいは「あ〜、しぇからしか食べてえ」と思うくらい豚骨ラーメンが好きだが、コロナの煽りもあってここ1年以上はろくにラーメンを食べていない。コロナ前は毎週釣りに行って、その帰りに必ずラーメンを食べていたものだ。
なのでインスタントでしぇからしかみたいな豚骨ラーメンを探し続けている。が、見つからない。昔セブンイレブンで売っていた「だるま」というお店の丼型のカップ麺は結構僕の好みに近いものがあった。しかし残念ながらだるまは縦型カップ麺にリニューアルし、それとともに獣感も薄まってしまった。なんてことするんだ。
カップ麺では見つからないので袋麺や生麺系、お取り寄せ系、いろいろ試したが軒並みダメだった。全て軟弱すぎる。なんで食べやすくするんだ。あの獣感?骨感?が欲しい。
ということでいまだにインスタント豚骨ラーメン難民である。
最近は有名店を再現しました!みたいなカップ麺が多いが、美味しかった事がほとんどない。特に豚骨や鶏白湯などの動物系のスープはほぼ全滅だ。そんな僕でも無性に食べたくなる、豚骨以外のインスタントラーメンがいくつかある。
カップヌードル各種、チキンラーメン、袋の乾麺の日清焼きそば。この3つだ。カップヌードルとチキンラーメンは一応ラーメンとして売られているが、もはやラーメンではない。独立した概念の食べ物だ。麺もふにゃふにゃだし、チープ感満載。でも店舗のラーメンを目指しているわけではないので、それで良いのだ。その中毒性たるやギリギリ合法といったレベルだろう。
日清焼きそばも独立した概念の食べ物ではあるが、個人的にこれは全ての焼きそば界に含めてしまってもトップに君臨する。作る時は具は無しが至高。付属の青のりをかけるだけ。ただ作り方が難しい。粉末ソースを投入するタイミングを見極めるのは容易ではない。下手をすると麺はもにゃもにゃで一つの塊みたいになり、ソースも大量にフライパンに持っていかれて味の薄い代物が出来上がってしまう。
何が言いたいかと言うと、昨日今日と最近発売されたカップヌードルの二つの味をミックスした新製品を2種類食べたのだ。チーズカレー×チリトマト、豚骨×味噌の2種類だ。どちらも美味しかった。流石のカップヌードルシリーズ。残り汁にご飯をブチ込んでも美味しかった。
一人の昼食はカップ麺のチャンス。「嫌になるぜ、毎日インスタント生活だぜ〜」みたいな会話を時々聞くが、僕にとってカップ麺は娯楽であり楽しみの一つだ。
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